>SKAROF魔法学園 登場人物&設定

アスター・ヴィ・ケルトリア
(本名:アスタロテ・ヴィーダ・ケルトリア公爵)
年齢:18歳
性別:男
術式:黒魔導(魔術)

主人公その1。
彼の傍には常に、偶然使役したというウォーバードのリムがいる。
(本当は悪魔としては格下の使い魔)
温厚にして笑顔が光る。(一部では腹黒との噂も)
しかし学園にはあまり寄り付かず、特別区でしか見かけない。

魔術師系なパラメータではあるものの、飛びぬけてMP・魔法攻撃防御が良い。
攻撃・防御・俊敏性も魔術師系でありながらも咄嗟の攻撃くらいなら交わして攻撃に移れる程度にはある。
全てにおいて悪いところはないが、魔法攻撃力が高いのにも関わらず、攻撃回数が少ないのが多少痛手。


ピアノッテ・ストラヴォフスキー
(愛称:ノッテ)
年齢:18歳
性別:男
術式:ルーン

主人公その2。
実家では魔法力を恐れられ、15年間軟禁・虐待されていたため、人に対してひどく臆病。
女顔が目立つために、初対面では必ず女の子だと思われる。
ルーンを使う癖に暗記系が苦手。
魔法ばかりの学園に戸惑っている節がある。

攻撃・防御が軒並み悪くも、魔法力は人並にある。
攻撃回数は多いくせに俊敏性に欠け、HPも人より少ないのですぐ息切れしてしまう。
後方支援系なので、誰かが徹底的に守りにつくべきである。


マリア・テーゼ
年齢:17歳
性別:女
術式:神聖魔法

無口だが言葉に重みがあり、鋭いアスターの左隣に座る少女。
敬虔なカトリックで、神の言葉を重んじるもののそれが全てではないと悟っている。
笑いはしないものの、優しい笑みを見せてくれることもある。
過去に実の母親に聖なる文様を刻まれ、神への供物となりかけたところをケルビム級のリードに助けられる。
現在彼とは天空と大地での遠距離恋愛中。

回復系が得意な後方支援系。
HPがあるので、前衛を任せてもいいが、攻撃力に多少難あり。
攻撃時は腰につけたクロスを巨大化させて戦うので、リーチは長い。
相手によって臨機応変になれるところも長所のひとつだろう。


ヴィント・トリル
年齢:16歳
性別:男
術式:魔法陣

ジプシー族生まれの調子の良い悪がき。
トラップと陣をこよなく愛し、日々いたずらに余念がない。
反面、勉強が嫌いでありながらも得意で、逆に運動が苦手。
女生徒に人気はあるものの、マリアに言わせれば「ただのイカレウサギ」

俊敏性が誰より飛びぬけており、逃げることに関しては誰にも負けない。
ダンスによる陣の構築も早く、攻撃を避けながらの構築が可能。
ただ防御力が弱いので、打たれ弱いところがある。


綾織・ラフェスタ・黒上
(日本式に直すと黒上綾織)
年齢:16歳
性別:女
術式:なし

おっとりとしている魔法剣使いの少女。
身長が高いのがコンプレックスだが、それ以外は基本天然。
身長の半分を超える大剣を背負っており、それにとびきりの魔法力を込めた勾玉を埋め込んであるので魔法力を発揮する。
日本魔道会の期待のルーキーでありながらも、呪文が苦手なので魔法は苦手。
剣が好きで、剣を取れば、彼女にかなうものはいない。

攻撃力は誰よりもある反面、俊敏性に欠ける。
ただ打たれ強いので、前衛としては役に立つ。
回復する術を持たないのに、突っ走ってしまう性があるので注意が必要。


ウォルコット・グレイバー
(愛称:ウィル)
年齢:17歳
性別:男
術式:錬金術

学園生まれ学園育ちの、在学生一の学園物知り博士。…ていうか生き字引。
錬金術に関しては素晴らしい頭脳を持つもの音、それ以外はダメダメ。
チビだが、その手から繰り出される数多の爆弾は凄まじいの一言。
ヴィントの悪友(親友?)で、彼のトラップの半数くらいはウィルの錬金術で作った作品(失敗作多し)であることが多い。
まるで白衣のようにして制服を着ているため、汚れが一般生徒より酷いとか。

錬金術の物品による攻撃のため、道具をすべて消費すると手がない。(攻撃力会無)
ただ攻撃回数はかなりのもので、攻撃される前に即殺することもある。
イレギュラーな戦闘方式をとるので、彼を扱うには注意が必要。


*世界設定*

魔法学園都市 スカロフ
大地の一角にある、離れ小島の上全てを使って作られた都市で、数多ある魔法学園の中で最大級を誇る。
都市を特別区・商業区・学問区・居住区・魔法区の五つに分けられ、全ての学生は居住区の学生寮に住んでいる。
商業区他の店や娯楽は全て学園都市内に居を構える、定められた職人や商人たちが販売などを行っており、離れ小島から出る際は申請書が必要。
スカロフ内でのみ、魔法の行使は原則自由で、それゆえに学生による犯罪も多少起こる。

特別区:
ここは大昔の資料などが仕舞ってある立入禁止の部分の多い区画で、特別な授業や学科がない限り使われない。
生徒は原則入らないが、アスターはここに入り浸っている。
別名:ゴミ捨て場(大昔の魔法材料などがごろごろしているから)

商業区:
一番店などが建ち並ぶ、スカロフきっての繁華街。
大型書店も立ち並び、カフェなどの食事処も多い。

学問区:
学校の主だった講義室があるのがここ。
基本的に授業はここで行われ、地下や地上演習場で魔法実技を行う。
校長室もあるので、要であると言ってもいい。

居住区:
学生他、スカロフに住む人々のほとんどがここで暮らしている。
学生には学生寮があるが、その他の人は一軒家であったりマンション風の寮であったりと、様々。

魔法区:
一番木々に覆われた森の区画で、一番広い。
魔法の実技演習や生徒たちの憩いの場所として知られる。
その反面、モンスターがでる唯一の区画で、腕試しにも使われるが、未知のダンジョンらしきものも多数ある。
それ故に、度々けが人がでることも。


天空と地界と大地
この世界は三層になっており、一番上を天空、真中を大地、一番下を地界と呼ぶ。

天空:
天使と呼ばれる羽のある種が住み、その中でも羽の多い上位天使たちによって統率がなされている。
大地で言われるような神は居らず、ただ羽があるだけで、人間となんら変わりはない。
大昔に決められた掟により天使は大地及び地界には行けないことになっているが、人の肌に付けられた聖なる文様に呼び寄せられることもある。

地界:
獣の姿を持つこともある魔族が住む、混沌としていながらも秩序のある場所。
爵位の持つもの達で治められ、魔獣たちは下級とされている。
地界と天空には不可侵条約があり、どちらも自らの層でしか生きない。
稀に魔術師たちによって召喚され、彼らの部下(または力の源)として動くことがある。

大地:
人間の生きる場所であり、地界・天空の療法とつながるターニングポイント的場所でもある。
基本的に人間はなんの力も持たず、人間の王が治める場所ではあるが、稀に天・地とも交わることのできる力を持つものが現れる。
…それが魔術師他、魔術を操るものたちである。
魔術師のほとんどが先天的素養のあるもので、素養がないものは訓練で補うことができるが、それでも素養のあるものの半分ほどである。
結果、魔術師の大半が迫害にあうなどし、数多の閉鎖的学園へ逃げ込むことが多い。